「毎日モップがけしているのに、床がベタベタする」。飲食店の床の悩みで最も多いのがこのベタつきです。実はベタつきの多くは、掃除不足ではなく「掃除の方法」に原因があります。この記事では、ベタつきの正体と、今日からできる対処法、そしてプロに任せるべきタイミングを解説します。
床がベタつく3つの原因
1. 空気中の油が床に降り積もっている
調理中に気化した油は、換気扇で吸いきれなかった分が店内を漂い、床や壁にうっすらと降り積もります。厨房から離れた客席の床までベタつくのはこのためです。この油の膜は水拭きでは落ちず、毎日のモップがけでは薄く引き伸ばしているだけ、ということが少なくありません。
2. 洗剤の使いすぎ・すすぎ不足
意外な盲点が洗剤の残留です。「汚れが落ちないから」と洗剤を濃いめに使うと、すすぎきれなかった洗剤成分が床に残り、それ自体がベタつきの原因になります。さらに残った洗剤はホコリや油を吸着するため、汚れが加速する悪循環に陥ります。
3. 古いワックスの劣化
ワックスがけをしている床の場合、古いワックス層が劣化して黒ずみ・ベタつきの原因になっていることがあります。劣化したワックスの上から新しいワックスを重ねても、根本的には解決しません。
自分でできる対処法
- ✔アルカリ性洗剤を「規定濃度」で使う:油汚れにはアルカリ性の洗剤が有効です。濃くすれば落ちるわけではなく、規定濃度を守るほうがすすぎ残りなくきれいに仕上がります
- ✔「洗剤拭き→水拭き」の二度拭きを徹底する:洗剤成分を床に残さないことがベタつき防止の基本です。モップは洗剤用と水拭き用で分けましょう
- ✔モップ自体を清潔に保つ:汚れたモップでの拭き掃除は、油を塗り広げているのと同じです。モップの洗浄・交換頻度を見直しましょう
- ✔換気・グリスフィルターの掃除も並行する:床に降る油の量そのものを減らす対策です。レンジフードのフィルター清掃は床のベタつき予防にもつながります
こうなったらプロの出番です
次のような状態は、日常清掃では回復が難しいサインです。
- !二度拭きしても数日でベタつきが戻る(油の膜が層になっています)
- !床の黒ずみが拭いても落ちない(劣化ワックス・染み込んだ油です)
- !滑りやすくなってきた(転倒事故のリスクがあり、早急な対応をおすすめします)
プロの床洗浄では、専用機械(ポリッシャー)とアルカリ洗剤で蓄積した油の層と劣化ワックスを一度リセットし、必要に応じて新しいワックスで仕上げます。一度リセットすれば、日常のモップがけの効果も戻り、きれいな状態を保ちやすくなります。
飲食店の床の機械洗浄は3〜4ヶ月に1回が目安です。定期清掃と組み合わせれば、ベタつきが蓄積する前にリセットする運用ができます。詳しくは床洗浄・ワックスがけのサービスページもご覧ください。
まとめ
床のベタつきの正体は「気化した油の蓄積」「洗剤の残留」「ワックスの劣化」の3つ。日常の対策は規定濃度の洗剤+二度拭きが基本です。それでも戻ってしまうベタつきは油の層が育っているサインなので、機械洗浄での一度のリセットをご検討ください。
店舗クリーン.comでは、東京都内の飲食店を対象に、閉店後・開店前の時間帯で床洗浄・定期清掃を行っています。現地調査・お見積りは無料です。
